2016/01/08

ブラック企業・ブラックバイトの実態は???-労働相談ホットラインの結果発表


連合が昨年12月実施した、「労働相談ホットライン」。その結果が発表になりました。


【労働相談ホットライン 集計報告】
http://www.jtuc-rengo.or.jp/soudan/soudan_report/data/20151210-20151211.pdf


 今回の相談は、「ブラック企業」・「ブラックバイト」について実施されています。内容を見ると、具体的な内容のため、深刻さがひしひしと伝わってきますね。どれもひどいものばかりです。

【相談事例の概要】
・1 日の勤務時間が10~12 時間と長時間労働を強いられている。有給休暇もほとんど
取れない状態である。
・男性上司に食事に誘われ、食事に行ったが食事中に手を握られた。
・取引先の商品を2 ヶ月に1 度のペースで買わされている。
・パートで勤務していたが、先日会社から「仕事がなくなったので辞めてくれ」と言われ、即日解雇。
・12月中旬で退職することを申し出ていたが、会社から年末年始シフトに入って欲しいとしつこく言われた。
・アルバイトで塾講師をしている。アルバイト先では、授業以外の仕事もしているが、その分の賃金が支払われない。
・休日に強制的に勤務指定され、時間外労働も強制させられる。休暇もほとんど取れない。
・時間外労働が常態化している。毎月40時間以上の残業をしていたが、派遣元から「45時間以上の残業は困る。時間外申請をすると仕事がなくなるかもしれない」と言われた。
・労働時間はタイムカードで管理されているが、終業時刻(17時)にタイムカードを一旦打刻させられ、それから深夜零時くらいまで働かせられる。残業代は支払われない。
・アルバイト時代から勤務して9年(5年前から契約社員)。会社は2017年から無期雇用化する方針を掲げた。雇止めはないと思っていたが、会社から「来年3月で雇止めにする」と言われた。