2013/03/15

書籍『65歳定年制の罠』-働ける環境を本気で考えなければならない

 2013年4月1日より、高年齢者雇用安定法が改正され、本人が希望すれば原則として65歳まで働くことができるようになります。
 しかし、それは本当にハッピーなことなのでしょうか。我々の平均寿命は延び続けており、男女とも80歳まで生きても特におかしくない状況になっています。つまり、単に65歳までのことを考えていれば良いのではなく、それ以前からよく考えて準備をしていかなければなりません。
 下手に定年継続再雇用を選択してしまえば、仮に65歳まで働けたとしても、その後の人生はお先真っ暗になります。また、継続再雇用になっても、不本意なプレッシャーの下で働き続けなければならないということも十分に考えられます。
 どんな世代の労働者にも、そして我々のような企業側の立場に立つ側にも、一考させられる書籍であります。




【目次】
第1章 「65歳定年時代」の隠された罠  サラリーマン人生が激変する
第2章 年金だけでやっていけるのか 再雇用されても65歳以降の生活はどうなるか
第3章 老後の破綻リスクに備える 長く働き続けるにはどうするか
第4章 定年起業を成功に導く10カ条 平地でつまずかないために
第5章 失敗から立ち上がる者が成功する 起業家たちの事例から学ぶ
第6章 定年を境に起業した先輩たち起業で成功する人、ダメな人
第7章 ボランティア、NPOという生き方